あちらを立てればこちらが立たず

あちらを立てればこちらが立たずの解説

【読み方】
あちらをたてればこちらがたたず

【意味】
あちらを立てればこちらが立たずとは、両方が納得したり喜ぶようなことをするのは難しい。両方によいことが同時にできないさま。

【注釈・由来】
片方の面目が保たれるようにすると、もう片方の面目が保たれず、その逆もまた然り。
双方の体面が傷つかないようにすることは、困難であるという意味。

【出典】

【例文】
嫁と姑の間に挟まれたが、あちらを立てればこちらが立たずで、両方から責められてもううんざりだ。

【注意】

あちらを立てればこちらが立たずの関連語

【類義語】
あちら立てればこちらが立たぬ/あちらを立てればこちらが立たぬ、双方立てれば身が立たぬ/両方立てれば身が立たぬ/頭押さえりゃ尻上がる/ここを踏んだらあちらが上がる/彼方によければ此方の恨み/彼方を祝えばこなたの怨み/出船に良い風は入り船に悪い/右を踏めば左が上がる/痛し痒し/一長一短

【対義語】

【英語のことわざ】
・It is hard to please all parties.(全ての人を喜ばせるのは難しい)

【索引語】
あちら立てるこちら立つ

【分類】
人間関係 > 友人・仲間・付き合い
状態・程度 > 食い違う,難しい・不可能

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