悪事千里を走る

悪事千里を走るの解説

【読み方】
あくじせんりをはしる

【意味】
悪事千里を走るとは、悪い行いは、たちまち世間に知れ渡る。

【注釈・由来】
よい行いはなかなか人に伝わらないものだが、悪いことをしたという評判はあっというまに世間に知れ渡り、千里先の遠方にまで広がるものである。
宋の孫光憲による『北夢瑣言』に「好事門を出でず、悪事千里を行く」とある。

【出典】
『北夢瑣言』

【例文】
悪事千里を走るだ。君が仕事をさぼってパチンコしていたことは、とっくに会社中に知れ渡っているよ。

【注意】
犯罪などが拡大していくの意味で使うのは誤り。
誤用例 「その振り込め詐欺の手法は、悪事千里を走った」

悪事千里を走るの関連語

【類義語】
悪事千里を行く/悪事千里/好事門を出でず悪事千里を行く/好事門を出でず/悪い噂は早く伝わる/悪い知らせは翼を持つ/人の口に戸は立てられぬ/隠すこと千里

【対義語】

【英語のことわざ】
・Bad news travels fast.(悪い噂は早く伝わる)
・Ill news comes too soon.(悪い知らせはすぐにも来る)

【索引語】
悪事千里走る

【分類】
人生・社会 > 不正
状態・程度 > 知れ渡る

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