過ちては改むるに憚ること勿れ

過ちては改むるに憚ること勿れの解説

【読み方】
あやまちてはあらたむるにはばかることなかれ

【意味】
過ちては改むるに憚ること勿れとは、過ちを犯したことに気づいたら、体裁や対面などにとらわれず、ただちに改めるべきだという戒め。

【注釈・由来】
「憚る(はばかる)」とは、ためらう、気兼ねするの意。
「なかれ」は、文語形容詞「なし」の命令形で、禁止をあらわす。
人は誰も過ちをおかすものだが、その過ちに気づいたらすぐに改めるべきだという教え。

『論語・学而』に「忠信を主とし、己に如かざる者を友とすること無かれ、過ちては則ち改むるに憚ること勿れ。(真面目で誠実であることを目標とし、自分に及ばない者を友としてはいけない。過失を犯したことに気づいたら、すぐに改めなければならない。)」とある。

【出典】
『論語』

【例文】
意地を張らずに謝って来い。過ちては改むるに憚ること勿れと言うだろう。

【注意】

過ちては改むるに憚ること勿れの関連語

【類義語】
過ちては則ち改むるに憚ること勿れ/過ちて改めざる是を過ちと謂う/過ちを知りては必ず改めよ/亡羊補牢

【対義語】

【英語のことわざ】
・It is never too late to mend.(行いを改めるのに、遅すぎることはない)
・To err is human, to forgive divine.(過ちは人の常、許すは神の心)

【索引語】
過つ改める憚ること勿れ

【分類】
人間関係 > 戒める・励ます
感情・心理 > 改心

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