遠慮なければ近憂あり

遠慮なければ近憂ありの解説

【読み方】
えんりょなければきんゆうあり

【意味】
遠慮なければ近憂ありとは、目先のことばかりにとらわれて遠い将来のことを考えずにいると、近い将来必ず心配事が起きるということ。

【注釈・由来】
「遠慮」は、将来まで見通した深い考えのこと。
「近憂」は、身近な憂い事をいう。

【出典】
『論語』衛霊公

【例文】
進路を決める時に大事なのは、遠慮なければ近憂ありの考えだ。

【注意】
「遠慮無ければ」を「無遠慮(わがままに振る舞う)」の意味で用いるのは誤り。
誤用例 「何にでも首を突っ込み、好き勝手に発言するのは遠慮なければ近憂ありというものだぞ」

遠慮なければ近憂ありの関連語

【類義語】
遠慮近憂/遠き慮りなければ必ず近き憂えあり/後悔先に立たず備えあれば憂いなし/事を事とすればすなわちそれ備えあり/良いうちから養生/用心は前にあり/用心に怪我なし/用心には網を張れ/転ばぬ先の杖濡れぬ先の傘/跳ぶ前に見よ

【対義語】
渇して井を穿つ泥棒を捕らえて縄を綯う/盗人を見て縄を綯う

【英語のことわざ】

【索引語】
遠慮無いある

【分類】
人生・社会 > 不運・災難・凶事
感情・心理 > 心配・不安

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