得手に帆を揚げる

得手に帆を揚げるの解説

【読み方】
えてにほをあげる

【意味】
得手に帆を揚げるとは、絶好の機会が到来し、はりきって行動を起こすこと。

【注釈・由来】
追い風に帆を揚げるように、得意とすることを発揮できるチャンスに恵まれたので、それを逃がさずに利用して進むことから。
「得手」は最も得意とすることで、「得手」の「て」の音が「疾風(はやて)」など「風」を意味する「て」に通じ、「帆を揚げる」への繋がりが自然である。
「得手に帆を上げる」とも書く。

【出典】

【例文】
・あの会社は得手に帆を揚げるように、好機に乗じて世界進出していった。
・プロジェクトリーダーとして彼に白羽の矢が立ち、得手に帆を揚げるとばかりに張り切りだした。
・千載一遇の大チャンスだから、得手に帆を揚げて頑張ろう。

【注意】

得手に帆を揚げるの関連語

【類義語】
得手に帆を掛ける/得手に帆を揚ぐ/得手に帆/得手に帆柱/追い手に帆を揚げる/順風に帆を上げる/得手に棒/真帆に追風/流れに棹さす順風満帆/風に順いて呼ぶ/兎の登り坂/時は失う可からず

【対義語】

【英語のことわざ】
・Hoist your sail when the wind is fair.(順風のときに帆をあげよ)

【索引語】
得手揚げる

【分類】
人生・社会 > 成功・出世
状態・程度 > 勢いがある・活気づく

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