薄氷を履むが如し

薄氷を履むが如しの解説

【読み方】
はくひょうをふむがごとし

【意味】
薄氷を履むが如しとは、きわめて危険な状態にあることのたとえ。

【注釈・由来】
いつ割れてもおかしくないような、薄くはった氷の上を歩くように、非常に危険な状態に臨むこと。
『詩経・小雅』に「戦戦兢兢として深淵に臨むが如く、薄氷を履むが如し」とある。
「薄氷を踏むが如し」とも書く。

【出典】
『詩経』

【例文】
・あの日はまさに薄氷を履むが如しで、あと数分到着が遅れていたら自分の命はなかったかもしれない。
・薄氷を履むが如く、一言一言、言葉を選んで謝罪をした。
・敵に四方を囲まれ、薄氷を履むが如しという状況に陥った。

【注意】
危険な冒険をするの意で使うのは誤り。
誤用例 「薄氷を履むが如く、世界一高いバンジージャンプに挑戦したい」

薄氷を履むが如しの関連語

【類義語】
薄氷を履む/深淵に臨んで薄氷を踏むが如し/深きに臨み薄きを履む/春氷を渉るが如し/虎尾春氷/氷を歩む/氷に座す/累卵の危うき/三分七分の矩/危うきこと虎の尾を踏むが如し/蜘蛛の巣で石を吊るよう/危機一髪/一髪千鈞/一縷千鈞

【対義語】

【英語のことわざ】
・Walk on eggs.(卵の上を歩く)

【索引語】
薄氷履む如し

【分類】
状態・程度 > 危ない

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