八方塞がり

八方塞がりの解説

【読み方】
はっぽうふさがり

【意味】
八方塞がりとは、どの方面にも進めず、手の打ちようがないことのたとえ。

【注釈・由来】
「八方」とは、東・西・南・北・北東・東南・南西・西北の八つの方角のことで、あらゆる方角を意味する。
陰陽道の占いで、どの方角も不吉で何も行えないことをいったものが転じて、どこにも抜け道がなく、手の打ちようがないこと。また、誰にも信用されず途方に暮れていることもいう。

【出典】

【例文】
・できる限りのことはしたが、八方塞がりでもう打つ手がない。
・八方塞がりの状況から何とか抜け出すことができて一安心だ。
・自業自得とは言え、そのときの私は上司には責められ、妻には愛想を尽かされ、仲間には見捨てられ、八方塞がりの状態だった。

【注意】
八方を10進法の8とするのは誤り。
誤用例 「占いで八方塞がりと言われたが、ポジティブに考えよう。残りの二方が良いならいいじゃないか」

八方塞がりの関連語

【類義語】
絶体絶命/手も足も出ない/にっちもさっちも行かない/弁慶の立ち往生途方に暮れる/深みにはまる/鰻屋の鼈/網代の魚/罠の鳥

【対義語】

【英語のことわざ】
・I am in a pretty fix.(まったく途方に暮れている)

【索引語】
八方塞がり

【分類】
人生・社会 > 不運・災難・凶事
学問・才能・能力 > 為す術がない

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