風前の灯火

風前の灯火の解説

【読み方】
ふうぜんのともしび

【意味】
風前の灯火とは、目前に危機が迫り、今にも滅びそうなさま。今にも命が尽きようとしているたとえ。

【注釈・由来】
「風前」とは、風の当たる場所のこと。
風の吹き渡る場所にある灯は、いつ消えてもおかしくないことから、非常に心もとない状態や、はかない寿命のたとえにする。
「風前の灯」や「風前の燭」とも書く。

【出典】

【例文】
危篤の知らせを聞いて着の身着のまま駆けつけたが、祖父はすでに意識もなく、もはや風前の灯火という状態だった。

【注意】
「空前の灯火」というのは誤り。

風前の灯火の関連語

【類義語】
風の前の灯火/風中の灯/風前の塵/風前の灯燭/風口の蝋燭/風に瞬く灯火/風の前の塵/風の前の雲/風の前にささがにの糸をすがくが如し/命は風前の灯の如し/命は風中の灯の如し/火上の氷

【対義語】

【英語のことわざ】
・A candle flickering before the wind.(風前の灯火)

【索引語】
風前灯火

【分類】
人生・社会 > 生・死
状態・程度 > 危ない,切迫する

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