犬に論語

犬に論語の解説

【読み方】
いぬにろんご

【意味】
犬に論語とは、どんなに道理を説いて聞かせても、むだであることのたとえ。

【注釈・由来】
いくら論語を説いたとしても、その有り難みがわからない犬が相手では、効果がないことから。
論語は、孔子と弟子たちとの問答を集録した中国の思想書のこと。

【出典】

【例文】
・偏った考えしか持たない彼に、何を言っても犬に論語というものだ。
・そんな幼い子に道理を説くのは、犬に論語ですよ。
・彼女に何を言っても犬に論語、馬の耳に念仏なので、言うだけ時間の無駄です。

【注意】

犬に論語の関連語

【類義語】
犬の前の説経/犬に念仏猫に経/猫に経/豚に念仏猫に経/豚に念仏/犬に伽羅聞かす/馬の耳に念仏牛に経文/牛に説法馬に銭/牛に対して琴を弾ず兎に祭文/猫の耳に小歌/馬耳東風馬の耳に風蛙の面に水

【対義語】

【英語のことわざ】
・A nod is as good as a wink to a blind horse.(目の見えない馬にうなずいても目配せしても同じことだ)
・To talk to the wind.(風に向かってしゃべる)

【索引語】
論語

【分類】
学問・才能・能力 > 無知・無理解
評価・評判 > 役に立たない
行動・動作 > 無駄な努力

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