一刀両断

一刀両断の解説

【読み方】
いっとうりょうだん

【意味】
一刀両断とは、物事をためらわずにきっぱり決断、または処理することのたとえ。

【注釈・由来】
「一刀」とは、刀をひとたび振り下ろしたり、斬り払ったりすること。
「両断」は、二つに切断することで、一刀両断は、一刀で物を真っ二つに切る意味から。

南宋の思想家朱熹は『朱子語類』で、人間の将来を憂えて発奮すると食事を忘れ、みずからの楽しみを楽しむときは憂いを忘れて没頭するという孔子の生き方を、「一刀両断」とあらわしている。
現代中国語では、古い関係を思い切って断つ意味で用いられる。

【出典】
『朱子語類』

【例文】
・部長は社員の意見を一刀両断に切り捨てた。
・問題は複雑に入り組んでいるため、一刀両断するわけにはいかない。
・組織をうまく舵取りためには、的確に一刀両断できる能力が必要だ。

【注意】

一刀両断の関連語

【類義語】
一剣両断/快刀乱麻を断つ/快刀乱麻

【対義語】

【英語のことわざ】

【索引語】
一刀両断

【分類】
人生・社会 > 志・決意
行動・動作 > 思い通り行動する

TOP
テキストのコピーはできません。