我田引水

我田引水の解説

【読み方】
がでんいんすい

【意味】
我田引水とは、他人のことを考えず、自分に都合が良いように考えたり、物事を行ったりすること。

【注釈・由来】
限りある水を自分の田んぼにだけに引き入れ、他人の田んぼのことは一切考えないことから。
江戸時代には「我が田へ水を引く」「我が田に水引く」などの形で用いていたが、明治時代以降、「我田引水」の形で使われるようになった。

【出典】

【例文】
・そんな自己中心的な考えは、我田引水というものだ。
・我田引水に自説を語っていれば反感を買うだけです。
・皆さんのためを思ってのことであり、我田引水の意図はありません。

【注意】

我田引水の関連語

【類義語】
我が田へ水を引く/我が田に水引く/己が田へ水を引く/田へ水を引く/粉屋は皆自分の水車に水を引く/勝手な熱を吹く/勝手な真似をする/我意を通す/我意に任す/牽強付会/鮪の打ち鉤/革にまさるものなし/得手勝手/自分勝手/手前勝手/暴戻恣睢/傍若無人

【対義語】

【英語のことわざ】
・Every miller draws water to his own mill.(粉屋はみな自分の製粉場へ水を引いてくる)

【索引語】
我田引水

【分類】
行動・動作 > 思い通り行動する
言葉 > 屁理屈

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