艱難汝を玉にす

艱難汝を玉にすの解説

【読み方】
かんなんなんじをたまにす

【意味】
艱難汝を玉にすとは、人は困難や苦労を乗り越えることによって、初めて立派な人間に成長する。

【注釈・由来】
「艱難」とは、困難にあって、苦しみ悩むこと。
苦労して地中から掘り出された粗玉が、磨かれて美しい玉になるとう意味から。
西洋のことわざ「Adversity makes a man wise.(逆境は人を賢明にする)」の意訳。

【出典】

【例文】
・艱難汝を玉にすというもので、今の彼があるのは長い下積み生活のおかげだ。
・艱難汝を玉にすというから、もう少し頑張ってみるよ。
・今は苦しいだろうが、克服できたときにあなたは人間として大きな成長を成し遂げているはずだ。艱難汝を玉にすということだ。

【注意】
「困難汝を玉にす」とするのは誤り。

艱難汝を玉にすの関連語

【類義語】
玉磨かざれば光なし/苦労屈託身の薬/雪に耐えて梅花麗し/若い時の苦労は買ってでもせよ/若い時の力瘤

【対義語】

【英語のことわざ】
・Adversity makes a man wise.(逆境は人を賢明にする)

【索引語】
艱難する

【分類】
人生・社会 > 経験・苦労

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