九仞の功を一簣に虧く

九仞の功を一簣に虧くの解説

【読み方】
きゅうじんのこうをいっきにかく

【意味】
九仞の功を一簣に虧くとは、事が今にも成就するというときに、手を抜いたために完成しない、または失敗すること。

【注釈・由来】
高い山を作るのに、最後にもっこ一杯の土を欠けば完成しないことから。
「仞」は古代中国の高さや深さの単位で、「九仞」は非常に高いという意。
「簣」は土を運ぶかご。もっこ。
「虧く」は損なうこと。
『書経・周書』に「山を為ること九仞、功一簣に虧く」とある。

【出典】
『書経』

【例文】
九仞の功を一簣に虧くことがないよう、最後まで気を緩めず取り組もう。

【注意】
「九仞の功を一気に虧く」と書くのは誤り。

九仞の功を一簣に虧くの関連語

【類義語】
功を一簣に虧く/画竜点睛を欠く仏作って魂入れず/仏作って眼を入れず/仏作っても開眼せねば木の切れも同然/磯際で船を破る/終身善を為し一言則ち之を破る/百日の説法屁一つ/千日の行屁一つ/千日の行を一度に破る/草履履き際で仕損じる/港口で難船

【対義語】

【英語のことわざ】

【索引語】
九仞一簣虧く

【分類】
人生・社会 > 失敗・落ちぶれる
感情・心理 > 油断する

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