郷に入っては郷に従え

郷に入っては郷に従えの解説

【読み方】
ごうにいってはごうにしたがえ

【意味】
郷に入っては郷に従えとは、風俗や習慣はその土地によって違うから、新しい土地に来たら、その土地の風俗や習慣に従うべきだということ。また、ある組織に属したときは、その組織の規律に従うべきだということ。
「郷に入れば郷に従え」ともいう。

【注釈・由来】
「郷」とは、村里の意味。
『童子教』の「郷に入りては而ち郷に随い、俗に入りては而ち俗に随う」から。

【出典】
『童子教』

【例文】
・自分の価値観とは違ったところがあったとしても、郷に入っては郷に従えで自分たちがこの町に合わせて規則を守っていくべきだ。
・移住するのであれば、まず郷に入っては郷に従えと意識しなければいけません。
・多様性が叫ばれている今でも、組織に属する以上、郷に入っては郷に従えは大前提です。

【注意】
「入って」を「はいって」と読んだり、「行って」と書くのは誤り。

郷に入っては郷に従えの関連語

【類義語】
ローマではローマ人のなすようになせ/里に入りて里に従う/境に入っては禁を問え/その国に入ればその俗に従う/国に入ってはまずその法を聞く/国に入ってはまず禁を問え/寺に入っては坊主になれ/人の踊るときは踊れ/所の法に矢は立たぬ

【対義語】

【英語のことわざ】
・When in Rome, do as the Romans do.(ローマにいるときにはローマ人がするようにせよ)
・Every country has its law.(どの国にもそれぞれの法がある)

【索引語】
入る従う

【分類】
人生・社会 > 処世
生活・暮らし > 環境・習慣

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