長い物には巻かれろ

長い物には巻かれろの解説

【読み方】
ながいものにはまかれろ

【意味】
長い物には巻かれろとは、自分より勢力・権力のある者には、従ったほうが得策である。

【注釈・由来】
自分の手に負えないほど長いものには、逆っても無駄だからおとなしく従ってしまったほうがいいということ。
弱者の処世術となる句だが、強い者に媚びることへの批判的な文脈で用いることのほうが多い。
「長い物には巻かれよ」ともいう。

【出典】

【例文】
・今まで長い物には巻かれろと自分に言い聞かせて生きてきたが、本当にこれでいいのかと最近は悩んでばかりいるよ。
・長い物には巻かれろといった権力者や大手企業に対する忖度が問題視されている。
・彼は事なかれ主義というか長い物には巻かれろ主義だから、自分で何も判断できないんだ。

【注意】
「長い者には巻かれろ」と書くのは誤り。

長い物には巻かれろの関連語

【類義語】
大きな物には呑まれる/太きには呑まれよ/泣く子と地頭には勝てぬ寄らば大樹の陰

【対義語】
鶏口牛後鶏口となるも牛後となるなかれ

【英語のことわざ】
・It is no medding with our betters.(目上の人々と争うことはできない)
・Kings have long arms and have eyes and ears.(王には長い腕があり、目も耳もある)

【索引語】
長い巻かれる

【分類】
人間関係 > 師弟・敬服
人生・社会 > 処世

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