盗人を捕らえて見れば我が子なり

盗人を捕らえて見れば我が子なりの解説

【読み方】
ぬすびとをとらえてみればわがこなり

【意味】
盗人を捕らえて見れば我が子なりとは、思いもよらない意外なことに直面し、始末に困ることのたとえ。また、親しい者であっても油断できないということのたとえ。

【注釈・由来】
人は誰でも自分の子を買いかぶるものだが、いざ盗人を捕まえてみたら我が子だったという皮肉なことが世の中には案外多いものである。
犯人が我が子だとわかってしまったとき、警察に突き出すことも胸が痛むし、黙って見過ごすわけにもいかないしで、どう処理すべきか迷いに迷う親心をあらわしている。
『新撰犬筑波集・雑』にある「きりたくもありきりたくもなし」という前句に付けられた三つの付け句中の一つ。

【出典】
『新撰犬筑波集』雑

【例文】
会社の悪い噂を流していたのがうちの秘書だったと知ったときは、盗人を捕らえて見れば我が子なりの心境だったよ。

【注意】
意味としては同じになるが、「泥棒を捕らえて見れば我が子なり」といった例はない。

盗人を捕らえて見れば我が子なりの関連語

【類義語】
押さえてみれば我が子なり/捕らえて見れば我が子/賊は是家の親

【対義語】

【英語のことわざ】

【索引語】
盗人捕る見る我が子なり我が

【分類】
人間関係 > 親子,友人・仲間・付き合い
評価・評判 > 意外
感情・心理 > 悩む,油断する

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