濫觴

濫觴の解説

【読み方】
らんしょう

【意味】
濫觴とは、物事の起源。始まり。

【注釈・由来】
濫觴の「濫」は、浮かべる、溢れるという意味。
「觴」とは、さかずきのこと。
孔子が弟子の子路を戒めた言葉「昔者、江は岷山より出ず。その始めて出ずるや、その源は以て觴を濫ぶべし(昔、長江は岷山から流れ出た。その水の源はさかずきを浮かべるほどの少ない水量だった)」に由来する。

【出典】
『荀子』

【例文】
・この大きな宇宙の濫觴を解明していく人間は、本当に賢いものだ。
・将棋の濫觴は古代インドのチャトランガにあるといわれる。
・鎌倉時代、商人が代行して遠隔地の年貢を取り立てた「かはし」や「かへせん」が、為替の濫觴である。

【注意】

濫觴の関連語

【類義語】

【対義語】

【英語のことわざ】

【索引語】

【分類】
状態・程度 > 最初

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