鹿を指して馬と為す

鹿を指して馬と為すの解説

【読み方】
しかをさしてうまとなす

【意味】
鹿を指して馬と為すとは、理屈に合わないことを、権力によって無理に押し通すことのたとえ。

【注釈・由来】
『史記・秦始皇本紀』にある以下の故事に由来する。
秦の始皇帝が死んだ後、悪臣の趙高が自分の権勢を試そうと二世皇帝に鹿を献上し、それを馬だと言って押し通してみた。
しかし皆が趙高を恐れていたので、反対を唱えた者はおらず、「鹿です」と言った者は処刑された。

【出典】
『史記』

【例文】
あの政治家は鹿を指して馬と為すようなことを平気でするから、多くの人から恨みをかっている。

【注意】

鹿を指して馬と為すの関連語

【類義語】
指鹿為馬/鹿を馬/馬を鹿/馬を牛と言う鷺を烏と言いくるめる/白を黒と言う/柄の無い所に柄をすげる/這っても黒豆/雪を墨/漱石枕流/石に漱ぎ流れに枕す牽強付会

【対義語】

【英語のことわざ】

【索引語】
鹿指す為す

【分類】
人生・社会 > 政治・支配・権力
言葉 > 屁理屈,偽りの言葉

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