獅子身中の虫

【読み】 しししんちゅうのむし
【意味】 獅子身中の虫とは、内部にいながら害をもたらす者や、恩を仇で返す者のたとえ。

【獅子身中の虫の解説】

【注釈】 獅子の体内に寄生しておきながら、獅子を死に至らせる虫の意味から。
もと仏教語で、仏教徒でありながら仏教に害をもたらす者のことをいった。
『梵網経』に「獅子身中の虫、自ら獅子の肉を食らい、余外の虫に非ざるが如し。是くの如く仏子自ら仏法を破り、外道・天魔の能く破壊するに非ず(獅子は自身の体内に巣食う害虫に食われて死ぬのであり、外からの虫に食われるのではない。これと同じように悪い仏徒が自ら仏法を破壊するのであり、外道や天魔が仏法を破壊するのではない)」とあるのに基づく。
「獅子身中の虫獅子を食らう」と続けてもいう。
【出典】 『梵網経』
【注意】 「獅子心中の虫」と書くのは誤り。
【類義】 恩を仇で返す飼い犬に手を噛まれる/陰に居て枝を折る/片屋貸して母屋取られる/鉈を貸して山を伐られる/軒を貸して母屋を取られる庇を貸して母屋を取られる
【対義】
【英語】 A thorn in one's flesh.(身体の中のとげ)
Better an open enemy than a false friend.(偽りの友よりも明らかな敵のほうがよい)
【用例】 「獅子身中の虫を駆除しなければ、この組織が潰れるのも時間の問題だ」

【分類】

週間ランキング

月間ランキング


▲ ページトップ ▲

語源由来辞典四字熟語辞典違いがわかる事典日本語俗語辞書

Copyright ©2011- 故事ことわざ辞典 All Rights Reserved.
運営 株式会社ルックバイス