春宵一刻値千金

春宵一刻値千金の解説

【読み方】
しゅんしょういっこくあたいせんきん

【意味】
春宵一刻値千金とは、春の宵は趣深く、そのひとときの時間は千金にも値するということ。

【注釈・由来】
「一刻」はわずかな時間の意味で、昔の一時の4分の1、約30分。
「千金」は千両・大金の意味。
「値」は本来「直」と書く。
蘇軾の詩『春夜』に「春宵一刻直千金、花に清香有り月に陰有り、歌管楼台声細細、鞦韆院落夜沈沈(春の夜の趣には千金の値打ちがある。花は清らかな香りを放ち、月はおぼろに霞んでいる。夜になるとそれまで高殿で歌や音楽に興じていた人々の声も静まっていき、中庭のブランコに戯れる人もなく垂れて、夜はしんしんとふけていく)」とある。
華やいだ後の静寂が、春宵の価値を高めていると言える。
日本では春の夜の素晴らしさをあらわす句であるが、中国ではほとんどが男女の恋情をあらわすときに使われる。

【出典】
蘇軾・詩『春夜』

【例文】
・春宵一刻値千金で、あの春の日の夜を私は生涯忘れないだろう。
・春宵一刻値千金の季節を存分に楽しみたい。
・春宵一刻値千金の季節、いかがお過ごしでしょうか。

【注意】

春宵一刻値千金の関連語

【類義語】
一刻千金

【対義語】

【英語のことわざ】

【索引語】
一刻千金

【分類】
生活・暮らし > 気候・季節
評価・評判 > 価値がある

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