杜撰

杜撰の解説

【読み方】
ずさん

【意味】
杜撰とは、著作物などで典拠の正確でないこと。いい加減に書かれていたり、誤りが多いこと。転じて、仕事のやり方などがぞんざいで、いい加減なこと。

【注釈・由来】
杜撰の「杜」は、中国の詩人・杜黙のこと。
「撰」とは、詩文を作るという意味。
『野客叢書・杜黙』に「杜黙詩を為るに、多く律を合わず。故に事の格に合わざるものを言いて杜撰と為す(杜黙の作った詩は、規則に合わないものが多かった。それで、物事の規律に合わないものを杜撰というようになった)」と記されている。

【出典】
『野客叢書』

【例文】
・その文書は杜撰な記述が多く、信憑性に欠けるものであった。
・信じられないほど杜撰な企業の管理体制が明らかになった。
・彼は神経質で几帳面な割に、杜撰なところもあった。

【注意】

杜撰の関連語

【類義語】
杜撰脱漏/杜黙詩撰/孟浪杜撰

【対義語】

【英語のことわざ】

【索引語】

【分類】
評価・評判 > でたらめ
言葉 > 詩文

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