遠くの親戚より近くの他人

遠くの親戚より近くの他人の解説

【読み方】
とおくのしんせきよりちかくのたにん

【意味】
遠くの親戚より近くの他人とは、いざというときに頼りになるのは、遠く離れて暮らす親類ではなくて、近所に住んでいる他人のほうだということ。

【注釈・由来】
血の繋がっている親類であっても、遠く離れて暮らしていれば行き来も少なくなり、情も通わなくなるもので、万が一急を要する出来事があった場合に助けられることはない。
赤の他人であっても、自分の近くにいる人のほうが、かえって力になってくれるということ。

【出典】

【例文】
遠くの親戚より近くの他人と言うけれど、同居している息子よりご近所さんの方が頼りになるから、うちの場合は遠いも近いも関係ない。

【注意】

遠くの親戚より近くの他人の関連語

【類義語】
遠くの親類より近くの他人/遠方の親類より近所の他人/遠い親類より近い他人/遠き親類より近き隣/遠き親子より近き他人/遠き親子より近き隣/遠くの一家より近くの隣/遠い一家より近い他人/近くの他人/親類より他人/親しき隣は疎き兄弟にまさる/兄弟は他人の始まり/いとこは他人の始め/手遠い者はまさかの役に立たぬ/京の妹に隣かえず/京の従兄弟に隣かえず/遠親近隣に如かず

【対義語】
血は水よりも濃い/血は血だけ

【英語のことわざ】
・A near friend is better than a far-dwelling kinsman.(遠くに住んでいる親類より、近くにいる友人のほうがよい)

【索引語】
遠い親戚より近い他人

【分類】
人間関係 > 家族,友人・仲間・付き合い,世話・手助け
行動・動作 > 頼む・頼る

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